えげれす通信、再び

20年ぶりに復活しました

【旧】えげれす通信_vol17:口説き方 (23/03/1999)

今回は間隔短いけど、まぁ、なんと言っても、不定期便ですので。しかも、当方B型の気分屋なもので、ご容赦を。
 

今日の試験は、長かったですねぇ。。。おっちゃんは、疲れてしまった。三時間の筆記試験なんて。。。いつ以来だろう。
 

何だか、濃い週末。内臓が雄たけびをあげてる感じ。
 

金曜は、前に書いた通り、先生たちと、めちゃめちゃ飲み、土曜は、必然的に、ほぼ一日を潰したんだけど、日曜にも、また、飲んでしまいました。
 

関西弁&英語交換学習は、日曜の16:00過ぎに、始まった。面子は、えげれす人のキースと、和歌山出身の友達、それに僕という三人。彼とキースが交換学習を始め、それに僕もついていく、ということになったんだけど、「英語と日本語」ではなく、「英語と関西弁」の交換である。
 

ヤロウが雁首揃えてしゃべるネタというのは、万国共通である。しかも「英語と関西弁」というところに妙味がある。金曜ほど、話のクオリティーは低くはならなかったけど、今回のテーマは、「オンナの口説き方」であった。
 

まぁ、日英親善、カルチュラルスタディーズの「口説き方における、日英文化の違い」
ということである。
 

まずは、初対面での、声のかけ方。
 

I'm sorry for disturbing you.
Would you mind if I sit here?
 

なんとも大変えげれすちっくな表現で、非常にムズムズする。さすが、ぜんとるまんの国だ。ナンパにまで、「mind」を使うんかい!
 

懇意になったら、電話番号を聞くのは、こっちも一緒らしい。
 

キース曰く、
 

「えげれすの女の子は、もし好意をもっていたら、さっくり、電話番号を教えてくれる。教えてくれたら、脈あり。」
「でも、好意を相手がもってくれなかったら、どうなんの?」
「嘘の番号を教えるやろね」
「(笑)」
 

まぁ、さもありなん、というところか。
 

続けてキース曰く、
 

「予定を聞いたとき、『週末は暇よ』というのはOKの合図。『予定がある』というのは、駄目のサイン」
「おお。そいつは、日本も同じ」
「でも僕は日本ではひどい目にあった」
「どないしたん?」
 

彼が言うには、日本で、さる女の子と親しくなったので、デートに誘ったらしい。そして彼女は、何だか忘れたけど、プレゼントもくれたらしい。で、彼は、「相手はその気だ」と思い、家に誘ったら、相手が急に黙ったらしい。
 

これも、次回のアサインメントのテーマになりそうな問題だけど、えげれすでは、「プレゼントを贈る」という行為は、「その気があるとき」のみ、行われるらしい。「タダの友達」に贈るということはないんだそうだ。だから、「プレゼントをくれる」という時点で、彼は、彼女がOKなんだと思ったそうだ。

 
ううむ。That’s very Japanese.
 

我々は、日本人の「曖昧さ」について教えてさしあげた。はっきり言わないことが、一種の美徳とされているのだ。ポジでもネガでも、白黒はっきりさせず、曖昧にするのが日本の道徳観なのだよ。
 

彼には、とても有益な情報だったらしくて、感謝の具合が半端なかった。
 

最後は、三人で、「どんな反応の時に、相手はOKなのかを見極めるのは、オトコにとって、重大かつ難解なタスクである」という普遍的命題を、多角的に議論した。…いや、さして深い話ではないか(笑)。
 

というわけで、何だか、どこが「学習」なのかよくわからん話に終始したんだけど、それはそれで互いにしみじみしたので、よし。
 

その後、僕は、夜、かなり飲んだので、内臓が疲れているらしい。今日は、しんどいわぁ。テスト中も、何度も意識が消えかけた。晩飯食ってから、ちと眠ったので、かなり復活しましたけど。
 

ではでは。また。

 

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【2023年からの振り返り】

キース、どうしてるのかなあ。当時はSNSなんてものはなかったので、結構な数の付き合いが消えてしまった。