えげれす通信、再び

20年ぶりに復活しました

【新】えげれす通信2024_vol.13:KLを写真で振り返る編 (24/02/2024)

本日は、まるまる一日を、KL(クアラルンプール)観光に割ける日である。ただし、具体的に、考えている場所はない。「セントラルマーケット(Pasar Seni)」を覗いてみようかなというのと、「KLセントラル駅(KL Sentral)」で、国際列車の発着の様子を見てみようかなというのと、それくらいを、なんとなく、ぼんやりと考えているのみである。

 

先ずは、楽しみにしていた、朝食を取る。えげれすの宿は、何度も書いているように、昨今では「メシ無し」が標準になっている。しかし、今回の最後の宿であるここでは、朝食を含む予約にしていた。ホテルの朝食バイキングは、僕は結構好きである。普段は朝食は取らない生活だけど、ホテルの朝食バイキングがある時には、たとえ前夜、飲み過ぎたとしても、頑張って起きて食べる(笑)。マレーシアのホテルの、朝食バイキングは、いったいどんなものが並ぶのか?

 

名前はわからんが、マレー風、インド風、などの料理が並ぶ

 

手前のスープヌードルがめちゃめちゃ旨かった

 

チャーハン、焼きそば、野菜の炒め物、鶏肉カレー煮、スクランブルエッグ、などなど。どれも旨いが、とりわけ、スープヌードルが旨い。ソーメンみたいな、ビーフンみたいな、フォーみたいな、ミーゴワなのかミーヤワなのか(これは、『深夜特急』で紹介されていて、こちらでもお目にかかる文字列だが、どれがどれなのかは不明)、とにかく麺がある。それを自ら湯がく。具は、もやし、コリアンダー、ネギ、小魚の揚げたヤツ、湯葉みたいなヤツ、などなど。そしてスープを入れて完成する。朝食にスープヌードルって、「石垣島八重山そば」や、「ベトナムのフォー」などあるけど、朝食バイキングでこれがあるとテンション上がるんだよなあ。

 

プールもある

 

めちゃめちゃ街の中に建っているけど、この国は熱帯だし、設備をみても、「なんちゃってリゾートホテル」と言えば、言えないこともない。プールと、プールサイドバーもある。周囲はビジネス街なので、ミスマッチ感は半端ない(笑)。泳いでいる側も、リラックスできるのかどうか疑問だけど、周囲のビルからそれを見る側も、なんとも奇妙な感覚になるんだろうな。子どもが数人、泳いでいた。

 

散歩に出かけることにする。まずはセントラルマーケットを目指す。しかし、例によって、地図がないし、通りの名前もわからないので、迷う。今日は、地図がないとどうしようもないので、docomoローミング24時間を再び、申し込む。

 

子分のシンガポールさんと同じように、ここでも、二階建てバスが走っている。しかし、シングルデッカーとダブルデッカーの体感比率は、親分えげれすで、2:8くらい、子分1号シンガポールさんで3:7くらい、そいて子分2号マレーシアさんでは7:3くらいの感じかな。あんまり走っていないね。ダブルデッカーの二階前面に座るからこそ、例の、「来た奴に適当に乗ってぶらぶら」が楽しいわけだ。あまり当たりがなさそうだな。ストレンジャーに対するバスの案内体系は、親分や1号さんの、緻密で、包括的で、わかりやすい、あの素晴らしき体系に比べると、2号さんのは、足元にも及ばない、ちゃっちくて貧困なものである。それもあり、今回は、バスに乗るのはやめた。

 

どこぞのバスターミナル

 

セントラルマーケットは、ファサードの文字によれば、1888年に建造されたらしい。親分の仕業だろうな。なかなか良い感じである。

 

セントラルマーケット①

 

セントラルマーケット②

 

セントラルマーケット③

 

中は、コベントガーデンを彷彿とさせる、吹き抜けの構造になっている。実に様々な店舗が並んでいる。

 

内部①:吹き抜けが開放的で良い感じ

 

内部②:日用品も売っている

 

内部③:魚も売っている(隣には肉もある)

 

内部④:陶器もある(ここで皿を衝動買い)

 

嘗てトルコで、カラフルな陶器に出会い、衝動買いをしたことがある。今回は、もともと、食器類購入はひとつの目的だったものの、えげれすで買い過ぎて、もはや、重量的容量的余裕がほぼない状況である。しかしこの店はよかった。大皿と小皿を買う(後でトランクの重量を図ったら、約27kg。色々と、捨てたり整理したりした結果、なんとか収まった)。ちゃっちい、オミヤゲ然としているものや、「マレーシア」とか書いてあるヤツは、そもそも買うつもりはない。しかしこの店のラインナップは、なかなかに高額で、たぶんハンドペイントで、恐らくは一点モノの、陶器だと思われる。土産に最適な小皿から、かなりの大物まで、上から下までズラリと並ぶこの雰囲気も、トルコの店と同じだ。嗚呼、もっと買いたい。もっと大物を買いたい。

 

内部⑤:生地屋もある(ここでも衝動買い)

 

手染めのコットンの生地屋があった。おばちゃんの説明によると、「Batik」というものらしい。ここに5つ並んでいるのが「チャップ」と呼ばれる銅製のスタンプであり、それによってロウを布に移して、柄を作る方法らしい。所謂「ろうけつ染め(ロウで防染し、柄を作り出す染色方法)」というものらしい。生地なら、重量的にも容量的にも、まだまだいける。

 

内部⑥:フードコートもある

 

次に、KLセントラル駅を目指す。通りでは、おっちゃんが、ペンキを塗っている。この「ペンキ文化」も、親分発祥だよなあ。だから、子分の街並みは皆、「ペンキ系」になるんだよなあ。少なくとも日本には、ほぼ、ないよね。まあ、「ペンキ系」建築の素材は、地震に耐えられそうもないから、そこからして、日本にはあり得ないんだろうけど。

 

なかなか思い切った配色やね

 

駅に着き、そのまま、例の「Nu Sentral」ショッピングモールに行く。マレーシアのSUICA的「タッチアンドゴー」の残額が心細くなってきたので、チャージをしなければならぬ。あれから、ありそうな所をチェックしてきたが、チャージ機はさっぱりないし、たまにあっても、やはり、クレジットカード決済はできない。やはり、わざわざここまで来なければならぬのか。マレーシアは、かなりの部分で、クレジットカードを含むキャッシュレス決済が導入されている印象がある。フードコートなんかでも使える。にも拘らず、キャッシュレスの権化みたいなこのカードのチャージが、なんでこんなに難しいのよ?

 

NU Sentral

 

駅に戻って、国際列車の偵察に行くも、あまり、大々的ではないな。ヨーロッパの駅のように、大きなコンコース、大きな発車案内板、ずらりと並ぶホーム、という感じを期待していたんだけど、どうも、そんな感じではないな。尤も、国際列車と言っても、シンガポール行と、タイ行の二つしかないし、それらのうち、直通の優等列車は、恐らくは、それほど頻発はしていない。チケットがないと改札を通れないので、結局、雰囲気は体感できなかった。

 

長距離列車はこんな感じ

 

駅の二階に、またまた、フードコートがある。子分1号のシンガポールさんでもそうだったが、子分2号さんもまた、どうやら、「フードコート天国」らしいことがわかってきた。小腹が減ってきたので、食べましょう。

 

フードコート

 

 

ダックが見当たらないので、タイの「Tomyam Beef Rice」を

 

「KL Senral」駅からモノレールに乗り、ホテルの最寄の「Raja Chulan」駅で降りる。昨日の弁当屋的な店で、今日も、摘みを買おうとする。しかし、本日は土曜日だから?なんと、閉まっているぞ。どうする?

 

隣のスーパーは開いているので、さしあたり、ビールと眞露を購入、摘みの果物も買う。しかし、摘みというか、晩飯がないぞ。・・・仕方がないので、隣のファミマで、何故か「トッポギ」を買う。最後の晩餐が「トッポギ」かよ。なんでだよ。しかも、意図せず、「眞露に合わせる」ことになってしまったぞ。朝食時にパチッておいたゆで卵が宝物に思えるw

 

最後の晩餐(トッポギを湯煎してみる)

 

明日は、12時にホテルをチェックアウトするが、フライトはなんと23:35!どうやって時間つぶしをするんだ?!