えげれす通信、再び

20年ぶりに復活しました

【新】えげれす通信2024_vol.14:帰国編 (25-26/02/2024)

旅もいよいよ最終日だ。本日2/25は、昼12時にホテルをチェックアウトして空港へ移動、その後、23:35のフライトまで、なんとかして時間をつぶすw

 

朝食を食べに行く。だいたい、昨日と同じラインナップかな。あの旨い麺もある。帰って調べたところ、あれは「Laksa」というものらしい。地域ごとに特色がある、マレーシアの郷土料理的な位置づけらしい。ホテルで出たヤツは、「サラワ・ラクサ」で、「カレー粉は使われておらず、スパイスと、サンバルベラカンという調味料が使われていて、ココナツミルクが入ってクリーミーな味わい」とのこと。確かに若干のねっとり感があったが、あれは、ココナツミルクだったのか。麺は「米麺」、湯葉的なものは「卵の千切り」らしい。

 

Laksaウマー

 

空港へ向かう。到着したのは13:45くらい。まずは、空港内を散策する。すると、KLIAでは、過去二回は発見できなかった「フードコート」を、今回は見つけた。中を見ると、カウンターに充電設備がある。ここなら、居座れそうだし、時間つぶしには良いかもしれない。ただし、誰でも侵入可能なので、落ち着きはなく、「雑踏」という感じである。

 

混んでる

 

麺屋がある。メニューを見ると、「Wantan Mee」というのがあって、旨そうだ。塩味のあっさりしたスープで、ワンタンが乗っかっているんかな。荷物をもってウロウロしたくないので、まだあまり腹が減ってはいないが、それを食べることにする。

 

この麵はインスタントぽっかったな

 

これまた後から調べたところによると、「Wantan Mee」は、「鶏肉と茹でた青梗菜が乗った醤油ベースの麺で、チリソースをかけて食べる」のだとか。Wantanは「ワンタン」ではないのか。チリソースは確かにカウンターにあったけど、どれにどれをかけるのが定番なのか、わからないんだよなあ。しかし、逆に、あっさりして、旨かった。

 

フードコートで居座っても良いんだけど、もう少し落ち着いた空間の方が良いかなと思い、一昨日も来たCOSTAへ。さっきの「Wantan Mee」とほぼ同額の、たっかいたっかいコーヒーを飲んで、ねばる。

 

本日、2/25は、J2ベガルタ仙台の開幕戦(vs大分)がある。スタメン発表を見て、良い意味で、驚愕する。しかし、海外からは、DAZNが見られないのだ。明日、成田に着いてから見るしかないか。今ここで、COSTAで見られれば、格好の時間つぶしにもなるのにねえ。

 

ネットを見たり、旅費の計算をしたり、色々しながら時間をつぶす。6時間くらいは経過した。ただ座っているだけなのに、腹が減ってきたぞ。二度目のフードコートに行き、今度こそはダックを食べようとする。しかし、唯一、ダックを置いてある店で聞くと、ダックは売り切れだと!今回は一回しか、しかも冷めた、弁当のおかずのやつでしか、ダックを食えなかった。仕方ないので、チキンと焼きそばが鉄板に乗って甘いソースがかかっているやつを食べる。これも旨し。

 

Sizzling Crispy Chicken Chop Yee Mee with Black Pepper Sauce

 

20時過ぎ、少し早いけど、荷物預けだけならできるのでは、と思って、試しに聞いてみると、可能だった。トランクは26.5kg、1.5kgオーバーだけど、通常、これくらいは問題ない。…と、思ったら、愛想が良く、可愛らしい、マレー系のスタッフのお姉ちゃんが、「超過です」と、まさかの台詞を吐く。

 

完全なる思い込みで、完全なる無責任な印象だけど、マレーシアの三大国民、マレー系、インド系、中華系のうち、一番優しそうで、一番柔らかそうなのは、マレー系だと思っている。インド系はカッチリして頑固そうだし、中華系は無愛想そう。しかるにマレー系は、顔つきも穏やかだし、とっつきやすそうである。この印象は、果たして、当たっているのかどうか。確証を掴むほど滞在した訳ではないし、滞在したところで、確証が得られるわけでもない。そして当然、個別差はあるだろうし、ステレオタイプ的決めつけは良くない。ただし、このお姉ちゃんは、「ごりごりハード系」というのではなく、どちらかと言うと、「生真面目系」の感じに見える。

 

「お客さまの重量は25kgでして」
「いや、そうなんです。でも、1.5kgですよ?!」

 

相手が「ごりごりハード系」ならば、こちらも「ごりごり攻め」を講じないといけない。しかし、「仕事に忠実なだけ」系と思われたので、ここは笑顔で、「なんとかしてよ」と、情に訴える。果たしてお姉ちゃんは「大丈夫です」と笑顔で返してくれる。

 

かつて、えげれすで、5kgくらい超過した時、カウンターのお姉ちゃんは、まさに「取り付く島もない」態度で、冷たく「超過です」と言い放った。しかし、並び直して、今度はおばちゃんのカウンターに当たったら、おばちゃんはにこやかに「大丈夫です」と言ってくれた(笑)。ヨノナカ、まあこんなものである。

 

ほぼ半日にも渡る、長い長い「時間つぶし」が終わり、ようやく搭乗時間が来た。こんなに無為な時間って、そうそうないよね。やっと乗り込める、と思ったら、なんということでしょう。出発が遅れているだと?!新しい出発時間は、50分遅れの、24:25だと?何があったのかと思いきや、乗り継ぎ客待ちだそうだ。それなら、まあ、しゃあない。まあ、帰るだけだし、良いんだけどね。とりあえず、僕の頭の中は、「早くとろろ蕎麦を喰いたい」しかない。とろろ蕎麦タイムが50分、後ろ倒しになるだけだ。

 

機内で、映画「Surprised by Oxford」を観る。これは、日本では未公開なのかな。オックスフォード大学の、「department(学部)」と「college(学寮)」とが複雑に相互依存している特徴的システムと、そこで展開される、癖のある講義などが、実によく表現されている。教員や学生の話す、いわゆる「オックスブリッジ」英語も、恐らくは忠実に再現されている。オックスフォードの街並も、僕は一回行っただけだが、なんとも素敵に映されている。えげれす旅を〆るのに、まさに適当な映画だった。

 

今回の席は、窓側だった。48時間前にオンラインチェックインした時、選択の余地が皆無だったので、通路側を取れなかった。隣は日本人だったので、出入りで避けてもらっても良いかとも思ったけど、やはり気が引けたので、トイレに一回立っただけ。ということは、ギャレーに酒を貰いに行くことができないということである。すっちーさんが来てくれた時しか飲めないということである。今回は、なんと、一回しか来てくれなかった。なので、僅かに、赤ワイン一杯のみのフライトであった。なんてこった!

 

さて、成田に帰ってきたぞ。全然飲んでないから、sober(しらふ)だぞ。

 

ただいま

 

しかし、改めて気にしてみると、日本の道路の舗装は滑らかだねえ。「障害」もさっぱりなく、トランクの車の音も殆どしないわ。奪われる体力、倍ほど違うぞ、これ。

 

滑らかだわー

そして、成田のラウンジで、ベガルタを見る。ローソンで、メシが固くない、旨い旨いおにぎりを喰う。そして・・・、

 

これを喰うために、遥々10000kmを飛んできた

 

夢にまでみた・・・「とろろ蕎麦」を、soberで、喰う。

 

おあとがよろしいようでw