えげれす通信、再び

20年ぶりに復活しました

【旧】えげれす通信_vol33:夢か現実か (13/01/2000)

さて、大学も始まり、今週の出欠は、僅か一敗で乗り切った。幸先良いが、来週はどうなることやら。

 
昨日は、持ってきた日本酒第一号を飲んだ。やはりええねぇ。昨日は、奥播磨をいただきました。

 
毎週水曜日、僕は、日本酒と刺身をやることにしている。時間割的にいうと、水曜日で、一週間の授業は終わる。しかし水曜は、最もハードな日でもある。その週、頑張った自分を誉める意味で、あるいは、頑張らなかった自分に喝を入れる意味で、要するにその週がどうであっても、「日本酒&刺身デー」と決めている。

 
今日もいつものように、コリンデールにある旧ヤオハンに、サーモンの刺身を買いに行った。ちなみに大学からの帰りはジュビリーラインでキルバーン下車、そこからバスの32番に乗り換えてコリンデールに行く。

 
そこの魚屋には、いつも同じおっちゃんがいる。彼は、とっても物静かなんだけど、然し(何が「然し」なのかはわからないけど)、アタマが些かとんがっている。・・・そういう髪型なのか?それとも、頭骨がすでに、そういう形なのか??

 
僕は彼をひそかに「エリック」と呼んでいる。エリックは、LEVISのキャラクターであり、えげれすではめちゃめちゃ人気があるんだけど、日本ではさっぱり知られてない。彼は、そのエリックに似ている。

 
この「魚屋エリック」が、なんと、夢に登場した。しかも、夢の中では、彼は、「関西人のしゃべり」キャラだった。

 
***

 
仙台の実家の近所に、Sさんという家がある。そこには双子の姉妹(歳で言うと、二つ三つ下)がいる。ここまでは現実。そして夢の中では、さらにその下にも、一人男の子を挟んで、もう一組、双子姉妹がいることになっていた。僕はその二人と、小田急線のどっかの駅前で、偶然出会った。

 
なんとその子らは、僕を慕ってくれていた。然し、片方は、オトコに媚びるタイプ(男性経験豊か)、もう片方は、ちと固いけなげタイプ(男性経験はないと僕は見ている)という、まるでNHK「ふたりっ子」の「マナ・カナ」のような設定である。

 
その、媚びる系の子(便宜上マナと呼ぶ)は、居酒屋で、テーブルの下で、そっと手を握ってきたりする。

 
僕は、どちらに行こうかとしばし考えて、「一夜限りの偽りの恋」ならばマナだろうけど、将来性を考えてカナに行こうとした。

 
そう思って、マナのいないときに、カナに突撃した。

 
すると、カナが、めちゃめちゃ乱れて、「そんな人だと思わなかった」と捨て台詞を残し、泣きながら、走り去ってしまった。

 
それからというもの、三人で会っていても、カナの表情は硬く、あまりしゃべってくれない。しかしマナの方は、折にふれて、「何時にどこどこで待っている」と書いたメッセージをさりげなくくれたり、居酒屋で僕がトイレに立ったりしたときに、待ち伏せしていて、ベタベタしてきたりする。

 
僕は、それならマナの方にしようかなと鬼なことを考えたが、矢張りそれは人倫に反すると思い直し、カナをもう一度呼び出した。

 
で、もう一度真剣に考えて欲しい、と言い、倫敦に帰るまでもう少しあるから、考えてみてくれと、訴えた。で、答えが出る頃に、もう一度会ってくれと頼んだ。

 
***

 
という夢を見た。・・・いや、夢ですから!

 
しかし、何たることか、その答えを聞かないうちに、FAXが来て、目が覚めてしまった。

 
惜しい。惜しすぎるよ!
気になるよ!どうなるんだよ!

 
もう一度寝に入り、続きを見ようと頑張るも、次に登場したのは、何たることか、旧ヤオハンの魚屋エリックである。彼は、関西弁でしゃべりまくる。

 
なんで急に魚屋エリックやねん。
しかし彼は、いつもは物静かだけど、あんなに言いたいことが溜まっていたんやな。

 
・・・いや、そうじゃなくて。どうなったんだよ??

 
僕の予想としては、あの後、彼女は悩みに悩んだ挙句、とりあえず、もう一度話だけはしてみようと、僕の呼び出しに応えて、会ってくれる。僕は、懸命に口説く。カナの性格上経験上、おそらくそういう風に真剣に、熱く、口説かれたことはないだろうから(ウブな子という設定)、最終的にOKになる。で、そういう子だから、一旦OKになると、後は堰を切ったように愛情豊かになり、尽くして尽くして尽くしまくることになる。すると、僕は、段々とそれを重く感じるようになる。そして数年後、また小田急線の駅前かなんかで(何故小田急線なのかは不明)、偶然出会ったマナと意気投合。飲みに行き・・・(以下自粛)。

 
うむ。というか、後半は「夢」ではなく「妄想」だし。こっぱずかしいのでこの辺で。

 
あ、来週水曜に旧ヤオハンに行ったら、魚屋エリックの話を聞いてあげねばならぬ。

ではでは。